子ども向けアクアパークを大きくしたものが大人向けアクアパークではありません。大人の利用者は体重80〜120 kgで来場し、より高く登り、より強く着水し、同じプラットフォームに6人でまとまります。設置が成立するかどうかを決めるのは3つの数字——モジュールごとの耐荷重、有効水深、アンカーの保持力です。この3つが適切であればモジュール構成は経営判断の問題になります。適切でなければ、最初の混雑した土曜日に破綻する施設を買ったことになります。
本ガイドは仕様策定と敷地評価を扱います。規模ごとの建設費についてはインフレータブルウォーターパークのコスト要因の分解をご覧ください。
大人対応モジュールと子ども向けモジュールを分ける仕様は4項目です。
この4項目はモジュールごとに書面で求めてください。寸法と色しか記載のない見積は、大人向け仕様ではありません。

カタログのすべてのモジュールが大人の利用に向くわけではありません。
初回導入で機能する大人向け構成の目安は、通過・登攀系モジュール約60%、ジャンプ系20%、休憩デッキ20%です。単体のウォーターパークモジュールから構成を組むか、完成型インフレータブルウォーターパークからターンキーのレイアウトを指定してください。
敷地評価はモジュール選定の前に行います。確認は4点です。
各落下エリア下の有効水深。必要水深は落下高さに応じてモジュールごとに定まり、平均水位ではなく低水位で測ります。潮位変動やダム湖の現場では、運営シーズン中の最低水位で計算してください。通過系は最も浅く、高所ジャンプ台は最も深い水深が必要です。
底質と障害物。砂地や柔らかいシルトは扱いやすいものです。岩棚、水没した切り株、移動する礫はそうではなく、アンカー方式を規定し、場合によってはジャンプエリアの設置自体を不可にします。設置範囲は推測せず測量してください。
流れ・波高・風の受け方。遮蔽された入り江、湖、ホテルのラグーンは浮体式パークに適します。うねりの入る開放海岸は、写真がどう見えても適しません。波高と風速の運営限界値と、明確な閉鎖手順を定めてください。
アンカー荷重。浮体式パークは大きな帆です。アンカーの重量と保持力は、パーク面積・風波の受け方・底質から安全率を掛けて算出し、複数のアンカー点に分散させ、単一箇所の破損でパークが流出しない構成にします。アンカー計画は自社の測量に紐づけた図面として求めてください。モジュールあたり何kgという一般値はアンカー計画ではありません。
総収容人数は、モジュールごとの同時利用上限の合計であり、面積的に入れる人数ではありません。大人は子どもよりモジュールの占有時間が長いため、面積だけで規模を決めたパークは理論値の6割程度で満杯に感じられます。
運営はセッション制で組み立ててください。45〜60分の固定枠、完全入替、入場前ブリーフィング。セッション制は回転を計画可能にし、リストバンドと浮力補助具の確認点を自然に作り、スタッフの休憩枠も確保します。
パークは見通しの取れる監視ゾーンに分割し、全体ではなくゾーンごとに人員を配置します。ジャンプ系には専任の目が必要です。監視員の配置比率と資格要件は、レイアウト確定前に所管当局または保険会社に確認してください。要件は国により、また水域がプールか湖か開放水面かによって異なり、保険会社の基準は法定最低基準より厳しい場合があります。より大きな敷地の配置については200人規模の浮体式パークの設計手順をご覧ください。
大人向けパークの成否は素材仕様で決まります。業務用の浮体式パークは外皮に高重量の補強PVCを用い、剛性が必要な箇所にドロップステッチパネルを使い、すべてのコネクターと高頻度接触部に補強パッチを入れます。確認すべき点は次のとおりです。
浮体式パークはモジュール単位で出荷され、梱包容積がコストを決めます。中規模の大人向けパークは40 ft HQコンテナ1本にまとまりますが、大型設備は複数本になります。その場合は分割出荷を依頼し、残りが輸送中の間に主要レイアウトを立ち上げてください。
実務上の調達メモ:
案件が開放水面ではなくホテルのプールであれば、仕様は大きく変わります。プール設置はアンカーの代わりにプールサイド保護が論点になり、気密式ウォータープレイ製品群で扱っています。
大人対応モジュールは通常、利用者1人あたり約100〜120 kgで設計され、各モジュールに同時利用人数の上限があります。パーク全体の収容力はその上限の合計です。発注前に、モジュールごとに両方の数値を書面で取得してください。
必要水深は落下高さに応じてモジュールごとに決まり、平均水位ではなくシーズン中の最低水位で測る必要があります。通過系・登攀系は浅く、高所ジャンプ台は最も深くなります。敷地測量に対してモジュール単位で供給元に確認させてください。
遮蔽された入り江やラグーンで、底質が適切かつアンカー計画が整っていれば設置可能です。うねりの入る開放海岸は適地ではありません。海洋設置ではさらに真水での洗い流し手順と耐食金具が必要です。